クリスマス食い倒れロード2日めはカンナ。
ディナーのみ提供で、なおかつ12月19日までは1日の提供数限定の“ディズニー・クリスマス”ユールタイド。
食前酒(別料金)はオリジナルカクテルのスウィート ローズ。レシピはアップルリキュール、I.W.ハーパー、ローズシロップ、クランベリージュース。甘口ですが、含み香でしっかりI.W.ハーパーが立ち上がってきます。飲みやすいですが、そこそこ度数もあるのでお気を付けください。ショートドリンクなんで冷たい内に。
アミューズブーシュ
シュー生地に詰めたポークリエット
リエットはみじん切りにした豚肉をラードで弱火でゆっくりと加熱し、脂肪分がペースト状になるまで冷やしたモノ。塩気は強め。
隣はケッパーベリーのピクルスです。
アミューズブーシュ 2皿め
蛤と蕪のロワイヤル
ロワイヤルもよく出てきますが、西洋茶わん蒸しというか西洋卵豆腐みたいなモノ。ちょいと緩めですが、蕪の味わいはしっかり残ってるのが面白い。
パン。
立方体のほうが紫芋を練りこんだブリオッシュ。丸いほうはパン ペイザン。ペイザンは「農夫」とか「田舎風」の意味合いで、加水高めのパン。
付け合わせのほうは、ゆでたヒヨコマメに、ニンニク、練り胡麻、オリーブオイル、レモン汁などを加えてすりつぶし、ペースト状にしたハマス。
ブリオッシュのほうですが、紫芋を練りこんでいるだけあって、中は紫色してます。
前菜
車海老のショーフロワ仕立て サーモンのロールとキャヴィア
「フロワ」は「冷たい」の意。茹でた車エビをクリームまとわせて冷して……といった料理です。サーモンのロールのほうも隠し味に山葵が使われているとか。
スープ相当
春菊とラングスティーヌのラヴィオリ 茸のヴルーテとトリュフのゼスト
ラングスティーヌは西洋アカザエビ。春菊といっしょにラヴィオリの具になってます。春菊ってフレンチに使うんか??
ヴルーテはソースの名前で、小麦粉とバターでルーを作ったモノです。今回の場合は茸のストック(煮汁)を使っているということで。
ゼストは「外皮をこそげとる」ことで、細い鉋屑みたいなのがトリュフを削った(ゼストした)ヤツですかね。
魚料理
甘鯛の鱗焼き 雲丹とシーアスパラガスの餡
甘鯛は鱗のついたまま。シーアスパラガスは厚岸草(アッケシソウ)とも呼ばれます。おもいっきり旬をハズしてるが(9月くらいまで)、どうやって仕入れとるんだ??
シーアスパラガスそのものは、けっこう青臭い癖があるようですが、調理か下ごしらえか、そんな感じは微塵もなく。
また皿のふちに新潟県の「かんずり」(唐辛子味噌)が添えられてまして、これがかなり辛い。
肉料理
デュカスパイスの香る仔羊のロースト アーティチョークとミントピュレ
料金追加で、和牛サーロインや和牛フィレの料理に変更もできますが、仔羊なのでそのままで。
割りとドストレートな仔羊料理ですが、デュカスパイスのせいか臭みもなし。そのくせ、羊っぽい味わいは残ってるという。骨の部分も添えられているので、堪能できます。
また、仔羊肉と豚肉の合挽ソーセージも添えられており、こっちもインドっぽいというか中東っぽいというかトルコっぽいというか、堪らんモノが。
付け合わせの野菜にレンコンが加わってたりするのが、ちょっと風変わり。
デザート
豆乳のメレンゲを纏ったキャラメルチョコレートムースと柚子ソルベ
豆乳のメレンゲはミッキーのパンツ状の箱。赤いのはビーツで色付けだそうな。
輪っかは飴細工。
柚子ソルベは酸味強めでサッパリ感。
食後のコーヒーor紅茶はコースに含まれるようになったようで。
まぁ、コーヒーがティーカップで出てきたのはご愛敬ですが。
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