2019年9月2日月曜日

カンナ:“ディズニー・ハロウィーン”プレシャスカンナ

ディズニーホテルの各レストランは本日よりディズニー・ハロウィーンのメニューがスタート。

まずは、東京ディズニーランドホテルのカンナから。

最初の写真は、これも本日から提供開始のオリジナル・カクテル「オータム アンバー(Autumn Amber)」。レシピは、柿リキュール、I.W.ハーパー、アマレットシロップ、みかんジュース。ショートドリンクですから冷たい内に飲み切りましょう。ほのかに立ち上るI.W.ハーパーの香りは飲んだあとにもはっきりしますが、全体としては甘口で飲みやすい。……が、柿リキュールの銘柄は聞いてませんが概ね20%、I.W.ハーパーが40%ありますから、ショートドリンクにありがちではありますが、そこそこアルコール度数は高めです。


胡麻を纏ったサーモンのミキュイと温泉卵 赤キャベツとリンゴのマリネ

前菜。

「ミキュイ」はフランス語で「半生」の意味。タンパク質は熱を加えると変質して固くなりますが、その温度を下回る低温で長時間調理したモノです。サーモンの場合、45度を超えると固くなりはじめるとかで、42度とかを保った状態で20分とか。

生とは異なり、焼いたり蒸したりしたのとも異なる、強いて言えば絶妙な火加減でちゃんと「火の通ったレア」状態。ナイフを入れる感触や触感も、確かに生よりは固いんだけど、固すぎもしない。味のほうもそんな感じで未体験ゾーンです。

トッピングの温泉卵のほうも同様に生でもなければ茹で卵や焼いたのでもない状態で「半生」と言えますが、これとサーモンを絡めると、もう堪らんです。これだけ丼飯に乗せても主品を張れる。

温泉卵の周囲の輪っかはクルトンだそうで。あのスープやシーザーサラダに入れたりするサイコロ形状のヤツ。パンを再度焼いたり揚げたりしたのだから、別にドーナツ状でも良いのですが、見知った味が見慣れぬ形状で来るのも、なんか不思議な感じ。


鯛のポワレとカブのエクラゼ アオサ香る帆立貝のジュ

スープ兼魚料理。

「エクラゼ」はこれまたフランス語で「潰す」の意味。「ポム・エクラゼ」は茹でたジャガイモ潰した料理ですが、マッシュ・ポテトと違って粒々感を残すように荒潰しにしたのがエクラゼとなります。今回の料理でいうと、すり下ろしたカブに細かく切ったカブを混ぜ込んで食感を残した感じ。

「ジュ」は言わば「だし汁」ですが、「フォン」と違って少量の水で短時間に抽出した出汁が「ジュ」になります。また、野菜やアルコールも入れて濃厚に作るのが「フォン」なのに対し、素材のみで軽い仕上がりになるのが「ジュ」という違いも。(ジュのほうが調理の下準備が時間も短くて済むという話も)

アオサの香りもけっこう強い。

鯛の一般的な旬は産卵前の春(桜の咲く頃)と産卵後に脂が乗り始める秋(紅葉の頃)なので、ハロウィーンイベント末期のほうが、より美味かも。

付け合わせに刺さっていたのは、ミョウガやオクラを刻んだかすり下ろしたかで、フリットにしたヤツ。まんま、ミョウガの香りと味。具無しソース無しのたこ焼きみたい。

皿の縁の柚子胡椒はお好みで。


牛ランプ肉のグリル 牛蒡と大麦のブレゼ タスマニアマスタードのアクセント

ソースは白いセロリソースと黒いバルサミコソース。

ランプ肉は、簡単に言うとお尻のほうの肉で、赤身で肉の味が濃くて脂が少ない。サーロインと比べるとヘルシーで安くて美味い(赤身肉の味として。脂は前述のように少ない)。

タスマニアマスタードはフレンチマスタードと比べて粒が大きいのが特徴。でも辛みはそんなに強めでもない。

黒米のご飯といっしょに美味さを噛みしめる。

突き刺さってる黒い網みたいなのは竹炭の薄焼きです。


八丁味噌香る牛スジ煮込み丼 九条葱のゴマ油和えと温泉玉子添え鰹だしのスープとともに

七夕に引き続き、2000円追加で、ランチのどのコースにも追加できる牛スジ煮込み丼を今回も追加。


柿のティラミスとベリーのメランジェソース 洋梨ソルベ

デザート。

ティラミスですが、秋ということで「柿」。甘さは控えめ。そのぶん、ベリーのメランジェソースと洋梨ソルベが甘さ強めか?

洋梨ソルベも、洋梨というより和梨に近いかも。ただ酸味は強く、甘さも和梨のそれとは微妙に違いますが。

ティラミスに刺さってるチョコも捻じれて先に金箔ついてて、手間かかってそう。

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